医療情報管理課では、診療情報を適切に管理することを主な業務としております。
2013年12月より電子カルテシステムの導入により、当課における業務内容も大きく変化しておりますが、
”診療に関する記録や情報”がもつ役割は重要である事に変わりはありません。
その当課の業務は診療情報管理士という専門的な資格を有した職員が行っており、
診療のサポート的役割を担っています。
主な業務
診療記録の管理業務
診療記録の貸出業務(アリバイ管理)、診療記録の内容監査(質的・量的点検)、スキャン業務、診療記録に関する文書管理をおこなっています。
診療情報の活用業務
適切な診療記録は重要な診療情報となり、それらを基にデータベースを構築することで、様々な活用が可能となります。国際疾病分類(ICD)に基づく疾病統計や死因統計等の各種統計情報の作成、各種データ抽出をおこなっています。
また、クオリティインディケータ―(臨床指標)の収集を行い、フィードバック結果を用いた院内での改善活動の結果、医療の質向上、患者さまへのサービスの向上に寄与すべく努めております。
DPCに関する業務
当院は2009年4月よりDPC対象病院となりました。それに伴いDPCコーディングの内容監査、DPC提出データの作成を当課で行っております。
診療情報を扱う当課の視点での内容監査は、適正な診療報酬請求にも直結するため、重要な業務です。
医師・医事課と連携し、適正なDPCコーディングとなるように努めております。
DPC提出データについては、診療記録が元となる精度の高いデータ作成を目指しております。
クリニカルパスに関する業務
クリニカルパス電子化の促進や、パス分析によるデータ構築を行っております。
がん登録業務(院内・地域)
診療記録の開示に関する業務
その他院内での活動
各種関連する委員会において積極的に提案・検討を重ね、院内全体で診療記録や診療情報の適切な管理=医療の質向上へと繋げられるよう、取り組んでおります。