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高血圧について

血圧とは、心臓から送り出された血液が、動脈の血管壁を押す力のことをいい、心臓から送り出される血液の量(心拍出量)と血管の硬さ(血管抵抗)によって決まります。

血圧を測ると2つの数値が示されますが、これは収縮期血圧(最大血圧)と拡張期血圧(最低血圧)といい、俗に収縮期血圧を「上」、拡張期血圧を「下」とよんでいます。

収縮期血圧は、心臓が収縮して血液を送り出すことにより、血管に高い圧力がかかっている状態で、拡張期血圧は、心臓が拡張して血液を心臓内に取り込むため、血管にかかる圧力が低い状態のことを指します。

高血圧とは、常に血圧が正常値よりも高い状態が続くこといいます。(収縮期血圧が135〜140mmHg以上あるいは、拡張期血圧が90mmHg以上)血圧は1日の中でも一定しておらず、常に変化していますので、一度測った数値が高いからといって即座に高血圧であるという診断はされません。

高血圧は、明確な自覚症状がなく、頭痛、肩こりなどの症状を呈することもあれば、全く症状を呈さないことも多くあります。ただ、気付かずに放っておくと、動脈硬化(血管の弾力性が失われたり、血管内に脂肪などが付着して内径が狭くなる疾患)が進んで、血液が流れにくくなったり、停留した血液が固まりとなって血管をふさぐなどして、生命に関わる脳や心臓、腎臓の病気を起こしやすくなりますので、早期の治療が必要です。

早期の治療を行うには、毎日決まった時間に血圧を測ることを心掛け、正常値を超えることが続くようであれば、病院に受診していただければと思います。受診の際には、自宅などでの測定結果を持参していただけると、診断がつきやすいかと思います。

不整脈について

心臓は、規則正しく収縮と拡張を繰り返して心臓から血液を送り出しますが、その際の心臓の拍動が血管に伝わって感じられるものを「脈」といいます。

心臓は筋肉でできた臓器で、心臓内に心臓を動かすために必要な電気を発する部位を持っており、そこから発せられた電気が伝導経路を通って心臓が動き、1分間に約60〜80回の規則的リズムで拍動を繰り返しています。電気の伝導経路や心臓の筋肉に異常があると、正しく拍動ができずにリズムが乱れます。これが「不整脈」です。
不整脈は、ストレスや睡眠不足・疲労などでも起こりやすく、これらが原因の不整脈の場合は、基本的には治療の必要性はありませんが、「脈拍が1分間に40回以下」「意識が遠のくことがある」「失神する」「脈が急に速くなり、急に治まる」「脈が飛ぶ感じがする」などの症状がある場合には、治療が必要となります。

何が原因で不整脈が起きているのかをはっきりとさせる意味でも、脈に異常を感じたら、一度は検査を受けられることをお勧めします。検査は、胸と両手・両足に電極をつけて行うもので、痛みなどは一切なく、横になって数分で終了しますのでご安心ください。